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使える!有機合成反応241実践ガイド

最近、化学同人から出版された本です

この本は
特定領域研究「炭素資源の高度分子変換」
(HP: http://kuchem.kyoto-u.ac.jp/yugo/www/index.html)
のまとめとして編集されています

ということで基本的には最近の日本で開発された反応のうち、
この特定領域研究に参加したメンバーの論文を基に書かれています

そのため、多くの日本初の反応はカバーされていますが
(アメリカ発の反応などは)書かれていません
(古い反応から新しい反応までの)使える反応を包括したような
実験化学講座の延長というわけではないので、購入するときはその点を注意しましょう

酷評してるっぽいですけど見開き2pでそれぞれの反応が
簡潔にかつ非常にうまくまとめられており内容は良いものです
ただ題名を素直に受け取っては中身もよく見ずに買うのはやめましょうということです

研究室で1冊買ってもらうのが一番よい選択???


一方、
研究室ですぐに使える有機合成の定番レシピ(丸善)

レシピの題名通り料理本の化学版といった感じです

こちらは反応のやり方が250p程度でまとめられていますが
問題点はそれしかない点
書いてある反応はうまくできるけど
こんな官能基があるとだめだとかいうことは書いてありません
論文も総説が1つひいてある程度なので
今までやったことない反応をやるときに簡単に実験操作をざっと知りたいときに見る本でしょう
実験化学講座の簡易版(実験項のみ)という位置づけでいいかなと思います
いまやScifinderという強い武器があるので
こういった本は1冊も研究室に置かれていないような時代が来るのかもしれないですね


結局のところ
万能な本は無い(=それだけ化学は幅広い)ということですね
1冊1冊は高いのでよく見定めて自分に本当にあった本を探しましょう
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テーマ : 化学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

丸善の「実験科学講座」、「大学院有機化学」なども、昔の版の方が基本的な実験操作、基本原理を丁寧に記載してあり重宝しています。

最近は編集者が偏った選び方をすることが多く困りものですね。
同人の冊子は昔からそういうものなので構いませんが。

Re: No title

丸善の昔の版も置いてある(とってある?)ことは多いですね
場所をとって困りますが・・・

優れた本を作るというのは難しいですね
専門になればなるほど基本的事項は「あたりまえ」になってしまいますから
どうしても内容は偏ってきてしまいます
だからといってあまり専門でもない人の本は信用ができないし。。。
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