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市民に対する研究者の義務?

国から1千万円以上の研究費を得たら年1回、市民に自分の研究をわかりやすく説明する義務が研究者に発生する
さらに、発表する研究論文には、一般向けにもわかりやすい数百字程度の説明を添付することも求める。
(http://www.asahi.com/science/update/0419/TKY201004190202.html)
といったニュースがありました
対象は約1万件にもなるらしい

市民に自分の研究を話すことは悪いことではないと思います

ただし、
有機化学の場合、子供(小学生ぐらい?)にたいしてわかるように研究内容を話せということは無理だと思います
構造式など無くてもわかるような単純
にもかかわらず十分に専門的な有機化学をしている研究者は世界にいるでしょうか?

わかってもらうためにスライドを余分に作ったり
講演の工夫をするといったことに時間を使うことは研究者の仕事ではなく広報の仕事でしょう

そのため、
我々が普段きくような講演内容(=十分に専門的内容)ですが
1スライド1スライド丁寧に時間をかけて話すというのが理想でしょう

つまり
ある程度の知識をもち興味のある人を対象とした講演会の場で
研究者が熱意を持って生き生きと研究の最前線を語る場であってほしいと思います

なお論文に対して日本語の説明をつけるというのは
専門雑誌のアブストラクトの日本語訳を超えるような内容を書くと数百字程度では収まりません
しかし、それでは一般市民にはわからない
わかるようにかくとすればそれは別な論文を書くぐらいの手間がかかります
(aldol, Michaelなどだしても有機化学を学ばなければ理系の大学生ですらわかりません)

そして、それだけ苦労して書いても日本の発表論文の数を考えると
ほとんどが市民の目に触れないままで終わり
研究者の事務仕事の増加という結果がえられるだけです

多くの研究費を得ている優れた研究者ほど日本では雑務も多いのが現状です
研究のための時間をさらに削ってしまうだけの政策とならないことを祈ります
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テーマ : 化学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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