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(+)-Complanadine Aの全合成(第2回)

前回に引き続いて(+)-Complanadine Aの全合成です
Synthesis of (+)-Complanadine A, an Inducer of Neurotrophic Factor Excretion
J. Am. Chem. Soc., 2010, ASAP

こちらの基本戦術は
0425-1.jpg
波線で書いたように2つのピリジン環をそれぞれ[2+2+2]環化付加で合成します

まず基本パーツの合成は
0425-2.jpg
と合成します(Tetrahedron, 2002, 43, 8635参照)


そして
まず一つ目の[2+2+2]によるピリジン環は
0425-3.jpg
でCoを使って構築します(J. Am. Chem. Soc, 1998, 120, 12147参照)

ここまでは順調です
ですがもう一つのピリジン環の構築は苦労しています
0425-4.jpg
一目見ただけだと同じ触媒を使っているのであっさりできてるっぽいです

しかし、まず片方のNの保護基をBnからCHOにかえています
(Bnのままだとスキーム右側の立体のみが得られる)
さらに、PPh3を8等量入れています(入れないと1:3.3の割合で右側の立体生成物がメジャーで得られる)
ちなみにBnのままで、PPh3をいれてもやはりうまくいきません
ということで針の穴を通した反応条件です
(PPh3の効果は現在のところ不明)

最後に脱保護をして完成です

第一回のSarpongらの合成に比べると
total収率は低くstepも多そうですが
どちらも見せ場はきちんとあるおもしろい論文だと思います
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テーマ : 化学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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