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アルキル鎖の長さが立体制御の鍵

Reversal of Enantioselectivity by Tuning the Conformational Flexibility of Phase-Transfer Catalysts
(Angew, 2010, 2772)

0623.jpg

アルキル鎖(リンカー)の長さによってできる立体が逆転するという論文
一般に使われるテトラアンモニウム塩触媒では反応性自体が低い(かつeeもかからない)
ここからがおもしろいところで
ダイメリック型の触媒にすると97%eeでR体が得られた
一方、2つのパーツの間にをアルキル基(3つ分)のリンカーをいれると今度は98%eeでS体が得られる

まず、普通のテトラアンモニウムでかからないのがダイメリックにするとかかり出す点はおもしろい
(2つのNが別々に働いているという考察)
さらに、アルキル鎖を変えるだけでeeが逆転するのはおもしろい
遷移状態の違いが気になります

今後に考察に期待
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テーマ : 化学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

学問的には非常に面白い論文です。
でも立体発現をどう証明し、他のデザインにどう展開していくかが鍵ですね。

モレキュラーシーブスもそうですが、
「これを入れたらこんなに面白い現象が起きました」
では、アルケミーと大差がない。

科学現象をscienceで説明することが必要かと感じています。

Re: No title

よくadditive効果で収率またはeeが向上したとありますが
なぜか?という考察はあまりされていません
例えばLewis酸性を向上させるために入れた
だから反応性があがったんだと
結果の後付でもいいので説明してくれると納得しやすいですね
(考察なのでその時点で他の実験データと整合性がとれていればいいと思います)

溶媒効果も同様です
特に混合溶媒は、比率と組み合わせの考察は重要だと思いますが
きちんとされている論文は少ないと思います


残念なことに、この論文は結果押しです
結果を見て「そうなんだ」
そして「なぜだろうか?」と考えます
しかし答えがないままに終わってしまう
おもしろいところで長期休載してしまう漫画のようですね
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